犬のしつけ動画はどれが一番効果的か、愛犬でYouTubeとAmazonプライム動画を検証してみました。
実家の愛犬で、YouTubeや動画配信サービスで紹介している「犬のしつけ」を検証してみました。
私が動物病院に勤めていた時に、意外と多かった相談が「しつけ」でした。
「しつけ」相談の中で多かった相談が、「噛み癖」「無駄吠え」「トイレトレーニング」の３つです。
今回の記事では、数ある犬のしつけに関する動画の中から、私が実際に試して効果があったものだけを紹介していきます。
💡この記事を読んで学べること
✔ 「噛み癖に悩む飼い主」のために、本気噛みになる前のトレーニングを学べる
✔ 「無駄吠えに悩む飼い主」のために、犬の刺激のコントロールを学べる
✔ 「トイレトレーニングに悩む飼い主」のために、トイレ空間周辺図を交えて具体的手順を教えてもらえる
犬の「噛み癖」についてYouTubeを検証
動物病院に勤務していた時「うちの犬、散歩中に好意で手を出してきた人を噛んじゃうんです。」というような「噛み癖」相談がありました。
今回は、実家で実践していることを動画で説明していたので、その動画を紹介します。
注意※噛み癖が本気噛みになってしまっている場合は他の問題行動と次元が違います。（犬の本気噛みは人間の安全に関わるため）深刻な方は動画のみで判断せず専門家に指示をあおいでくださいね！
犬の噛み癖におすすめ 「犬のしつけ エマチャンネル」YouTube
「犬のしつけ エマチャンネル」は、チャンネル登録者数約6万人。
笑顔が可愛い保育士さんみたいなドッグトレーナー、遠藤エマさんが「犬のしつけ」を教えてくれる動画です。
エマさんは、①犬の気持ち、習性を理解する ②問題行動をリサーチする ③トレーニング これらを重視して活動されています。
この動画は「本気噛み」に変化する手前の段階でできることを解説している動画です。
《既に「本気噛み」が問題行動となっている場合の対応について扱っているYouTubeも多数ありましたが、プロじゃないと難しいものばかりでした。》
【犬 噛み癖・甘噛み】この噛み方に要注意！絶対に放っておかない方が良い噛み方！新遠藤エマチャンネル【犬のしつけ＠横浜】
「犬のしつけ エマチャンネル」YouTubeを実家の犬で検証しました
こちらは、実家の暴れん坊「ハナクロ」くんで実践してみました。
「ハナクロ」は本気噛みはしませんが、噛みぐせがあります。
近所の子どもに「遊んで～」ってワンワン呼ぶくせに
触ると「噛むぞ！」って顔になる・・
実家でやって効果があったことが、こちらのエマチャンネルさんのYouTube動画の3番目に紹介されていました。
- 犬がやられて嫌なことスレスレを理解する
- スレスレを触らせてくれたら、褒めてご褒美を与える
- 何度も繰り返しスレスレを克服していく
実家の場合お風呂が苦手な犬がほとんどでしたので、お風呂に入れる際に「犬がこれ以上触ったら嫌 」を表情や仕草から感じ取り、少しずつ攻めていって慣れさせていました。
この動画を順番に見ていただければ、ご自身の愛犬が克服すべきポイントがみえてくるのではないかと思いますので、嫌がって噛みつくような傾向が見られたら「本気噛み」に移行するまえに是非一度トライしてみてください。
犬の「無駄吠え」についてアマプラを検証
我が家の犬たちはこの「無駄吠え」が一番の問題行動でした。
特に吠えていたのが来客がインターホンが鳴らした時でした。
うちの犬、「おすわり」とか芸はできるんだけど、インターホンが鳴ったら激しく吠えちゃって叱ってもやめてくれないんだよねぇ。
多頭飼いでしたので、1匹が吠えると他の犬も吠えて大合唱。
犬たちは「誰かきたぞ！」とお仕事しているつもりなんでしょうが、やめさせないとご近所迷惑になりそうです。
犬のインターホン吠えで悩んでいるのは、うちだけじゃいみたい！
そこで、Amazonプライムで発見した動画のトレーニングを実践したところ、嘘みたいにうまくいきました。
犬の無駄吠えにおすすめ 「愛犬のしつけ！」Amazonプライム
イアン・ダンバー博士考案のK9ゲームで楽しみながら「愛犬のしつけ」（ベーシック編：生活の中のしつけ）です。
イアン・ダンバーは、「犬のトレーニング」を重視し、①犬の視点にたち、気持ちを理解する事②家族のマナーやルールを教えることが最も大切だと言っています。
動画を見て、我が家の犬で試した「しつけ」は、刺激への反応のコントロールです。
我が家は来客でインターホンが鳴ると反射的に吠えるタイプの犬が多く、多頭飼いのため音のボリュームも多く困っていました。
「愛犬のしつけ！」Amazonプライムを実家の犬で検証しました
- 家のリビングに犬と私、夫にインターホンを鳴らしてもらう（役割分担しました）
- 私が「シーっ！」と言うまで犬は吠え続ける
- それを褒める
- 私が犬に「シーっ！」と言った後すぐに、おやつ（ジャーキー）を鼻先につける
- 犬がおやつの臭いで一瞬黙る
- それを褒める
この流れです。
動画作品の中で詳しく説明しています。
飼い主の指示に従うと良いこと（おやつ）がある、の繰り返し訓練です。
多頭飼いで一連のトレーニングに苦戦しましたが、先住犬から訓練していくとうまくいきました。
イアン・ダンバー博士のK9ゲームは楽しみながらできるのがいいよね。
この他にも「おすわり」「ヒール（飼い主を追い越さない状態で左側に寄り添って歩くこと）」「戻ってこい」など基本的なしつけを犬と遊んでできる方法が学べて参考になる内容が多かった。
【この動画の残念な点：他の犬と共同で行うゲームが結構な尺を使い紹介されており、他の犬と交流する機会が少ない飼い主には、共同ゲームの内容は興味がわかないかもしれません。】
「愛犬のしつけ！」を無料視聴する方法
動画配信サービスには、一定の期間無料視聴できる方法があります。
「愛犬のしつけ！」が配信されている動画サイトを調べてみました。
| 動画サイト | 「愛犬のしつけ！」 配信状況 | 無料期間 料金 |
|---|---|---|
Amazonプライム |  | 30日間無料 月額500円 |
| U-next |  | 31日間無料 月額2,189円 |
| Hulu | | 14日間無料 月額1,026円 |
| Netflix | | 無料期間なし 月額990円 |
| FOD | | 無料期間なし（2023.1終了） 月額976円 |
「愛犬のしつけ！」が配信されているのはAmazonプライムだけでした。
Amazonプライムを初めて登録される方は、30日間無料体験が可能です。
30日間の期限内であれば解約しても手数料等かかりません。
まだ登録されていない方は、これを機会に是非Amazonプライムに登録してみてください。
犬の「トイレトレーニング」についてYouTubeを検証
私の実家では犬も猫も飼っています。
猫は何にも教えなくても子猫でも勝手にトイレに行きますが、犬は教えないといけないので大変ですよね。
今回は、もう子犬ではないのですが、保護犬のため大きくなってからお迎えしたので仕方ありません。
家の中で粗相をしてしまう実家の犬「シロ」さんで検証します。
犬の粗相も悩んでいる飼い主さん、多いよね‥
トイレトレーニングにおすすめ ドッグトレーナーのみきてぃさん【犬愛倶楽部】YouTube
【犬愛倶楽部】のチャンネル登録者数は、約6.4万人。
年間２００頭のワンコのトレーニングをこなすドッグトレーナーの【みきてぃ】さんが犬のしつけや習性について詳しく解説してくださる動画です。
無茶をしない無理のないトレーニングを教えてくださるのと、わかりやすく詳しい動画が魅力です。
【子犬のトイレトレーニング】うまく行かない理由と理想・やりやすいトイレトレーニング
ドッグトレーナーのみきてぃさん【犬愛倶楽部】YouTubeを実家の犬で検証しました
我が家は多頭飼いで一匹の犬につきっきりになることが難しかったためこの方法を試してみました。
将来的に使うトイレの近くにクレートを設置し、徐々に距離を離す方法
- トイレサークルの出入り口にクレートを直結させる
- トイレシートの上でトイレができたら褒めておやつをあげる
- 休みたい時にクレートで休む（こちらは教えなくても自分でクレートに入ってくれました）
- 徐々にクレートを離し、クレートからトイレサークルまで自分で移動可能になる
成犬ということもあり、クレートも大きいので場所をとってしまい他の犬猫がウロウロして気が散ってしまって大変でしたが、なんとかうまくいった感じです。
結局すぐに、愛犬シロさんは「家では排泄をしたくない、外希望」ということで、散歩中に排泄するように誘導できました。
我が家の場合は、他の犬がやっているのを目で見て覚えることができるため、比較的トイレを覚えるのは容易なのかもしれません。
本当は子犬の頃に動画の内容を試すともっと効果がありそうです。
さいごに
犬を飼っている人にとって、「しつけ」は最大の課題です。
犬の飼い主は、犬の行動、習性、健康管理や病気に関する知識を身につける必要があります。
犬が社会的な行動を学ぶことは、飼い主の負担を減らすだけでなく、家族や他の犬との共生、安全確保にも繋がります。
保護犬を沢山飼っている我が家は、多くの「しつけ」を諦めてきました。
例えば、棄てられた経験からか、人を怖がり犬小屋から出られず、絶対に散歩に行けない「さつき」さんというメス犬がいました。
散歩に行くようになるのに5年かかりました。
ある日、散歩の時間になると、他の犬達が尻尾を振って嬉しそうなのをみているうちに「行きたい！」と自ら現れました。
その時はじめて私たちは、その怖がりの犬が「本当は散歩に行きたかったんだな」ということに気が付きました。
もっと早くこうした動画で勉強して、トレーニングし、散歩の楽しみを生きている間長く経験させてあげたかったです。
そうした「しつけ」に悩む飼い主さんのお役にたてたら嬉しいです。
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